フクダFです。
がりとんではこの時期、クリスマスツリーやサンタクロースの発祥の地とされる
ドイツから届いたクリスマスにまつわる素敵な飾りをご紹介しています。
その中でもしぶーいラインナップで人気なのがこの《 錫(すず)の飾り 》です。
着色したものもあります。
他にもいろいろあります。
なんで錫なのか。
それは、ドイツ・エルツ山地ではかつて錫の採掘が盛んに行われ、
錫食器などが作られていたことに始まります。
錫の食器はこれ。
ハート型もあります。
でも今あなたは、錫の食器よりソーセージに目がいっていますね。(笑)
そう、これは有名なニュルンベルガーソーセージ。
毎年行ってるおもちゃ見本市が行われているニュルンベルクの名物です。
目の前で次々と焼かれます。
ちいさめのソーセージで、メニューは「6本」「8本」「10本」、
付け合せは酢漬けのキャベツまたはジャガイモを選びます。
とってもシンプル。
もちろん、めっちゃおいしい。
さて、本題にもどって、
その錫食器が磁器に取って代わられた後は、
錫の人形や飾りなどを作るようになりました。
アンデルセン童話の『錫の兵隊』にでてくる兵隊はまさにその錫人形で、
この童話が書かれた19世紀にはたくさんの錫の人形や壁飾りなどが
作られていました。
その後、現在でもドイツではこの錫のおもちゃが丁寧に作られ続けていますが、
職人の数もだんだん減り、またひとつ、今度は
《 ZINNIES/チニーズ 》
という工房が閉じられました。
商品の一部は他のメーカーに引き継がれるようですが、とても残念です。
《 ZINNIES/チニーズ 》の錫の飾りはこちらよりどうぞ。