フクダFです。
少し前にもご紹介したのですが、
三重県在住の写真家 松原 豊さんの写真展 のご案内を。
9月の東京に続き、今回は大阪での開催です。
2006年春、平成の大合併で三重県の地図から「村」が消えた。
ある村はある町へ、ある村は市へ名前を変えた。行政区分上の名前を変えたからといって、すぐに人々の暮らしやその土地の風景が変ってしまう訳ではないが、それでも作者に「何かが変ってしまうような気がする」そんな衝動が起きたのも事実である。
かつて「村」と呼ばれていたところの場所や人々の暮らしを、余韻が残っているうちに写真記録しようと思い立ち、個人的に撮影をしてきた。出来る限り細部まで描写して写真に定着させ残したいという思いから4×5インチの大型カメラを使用して、1枚1枚時間をかけて撮影した。細密描写しようとしたのは、記録でそこから抽出される世界は記憶なのだ、と感じるからである。
本展では平成の大合併後、三重県の地図上から消えた9村を訪ねた作品を中心に、県内の村の余韻を残す場所を撮影した作品を加えて展示する。モノクロ約30点。
(ニコンサロン紹介文より)
■写真展『村の記憶』
■場所:大阪ニコンサロン
大阪市北区梅田2-2-2
ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
■期間:10/27 (木) -11/2 (水)
10:30-18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
詳しくはこちらをどうぞ。
懐かしい風景の残る三重県の「村」がモノクロの写真に記録されています。
でもこの風景は昔のものではなく、今。
「今撮っておかなければ。」
そんな気持ちに突き動かされての写真。
松原さんがそこに何を見ているのか。
そして、見る側はそこに何を見るのか。
モノクロの写真は色が写りこんでいない分、
見る側に想像の余地を多く残しているそうです。
ぜひお出かけいただき、想像を楽しんでみてください。
27、28日以外は松原さんご本人が会場にいらっしゃるようです。
「がりとんのフクダに聞いた」といってくだされば・・・
・・・私がうれしい。
あっ、でもサインぐらいはしていただけるかも。
とっても気さくな方です。
そして今回もちょっと宣伝を。
写真集「村の記憶」は
がりとん店頭でもお買い上げいただけます!